病気を知ること

めまいは内耳の異常が原因となることが多く、約6割を占めると言われているのが、目の前がグルグル回る回転性のもので、意識障害を伴わないことが特徴です。動揺性・浮動性のものは、ふわふわとした揺れるようなめまいで、脳神経の病気が原因で突発的に起こります。また、心臓疾患や内科的疾患が原因で症状が出ることもあります。内耳が原因の場合の約7割は、頭部の動きを感じる前庭の中の耳石が外れて半規管の中に入り込み、動き回ることで起こる良性発作性頭位めまい症です。症状が出たら、落ち着いて座るなど楽な姿勢を取ることが大切ですが、安静のために横になると悪化する場合があります。まずは、めまいの種類と原因を見極めることが重要です。耳鼻咽喉科でさまざまな角度から総合的に診断し、適切な治療を進めましょう。

回転性のめまいの一種に、難聴や耳鳴りを繰り返す「メニエール病」があります。内リンパ水腫という内耳のむくみが原因で起こります。むくみが生じる原因は明らかになっておらず、症状がひどくなると頭痛や吐き気が起こる場合があります。ストレスが引き金になって起こることもあるので、日頃からストレスを溜め込まない生活習慣を心がけ、リラックスするようにしましょう。症状は約1週間ほどで治まることが多いようです。難聴や耳鳴りを繰り返すメニエール病は、反復しているうちに聴力が低下し、元の健康な状態に戻らないことがあるため注意が必要です。症状がでたらすぐに耳鼻咽喉科での治療をスタートさせましょう。根気よく治療することが重要です。